先日は、龍原寺内に造立された永代供養堂『常光殿』のお引渡しでした。
重要文化財である三重塔の脇に造立された『常光殿』。
「先進性を求めながらも、安政5年に創立された三重塔の歴史と、日常生活の中に脈々と築かれてきた龍原寺への市民の心的形象を崩すことのないデザイン」をテーマに設計されました。
屋根の曲線は三重塔の軒先に見れる「そり」を見立てた曲線を表現。
外部は左官仕上げの珪藻土塗り。
建物のまわりは、瓦でぐるりと囲われています。
内部は屋根組を木材で構成されており、天井を見上げると木材の骨組がそのまま表されるように施されています。
■『常光殿』新築工事
設計・監理:衛藤 元弘さん
施工:(株)丸高建設
4人家族ということで将来を考え、広々とした駐車スペースを確保。
優に4~5台は止まるので友達をたくさん呼んでも大丈夫ですね。
玄関に入ると足元を優しいライトが照らしてくれます。
シューズクローク内に傘の収納や郵便受を設けることで、常にすっきりとしています。
気分や用途に応じて楽しめる畳コーナー。
シェードはレースと桜色の二種類あり、様々な雰囲気に変化させることが出来ます。
ロールスクリーンの裏にはピアノが置かれています。
開放的なリビング。
吹き抜けの窓からは優しく暖かい光が射し込みます。
近くに川があり、そこからの涼しい風を取り込めるよう考えられた窓の配置で、気持ちの良い風が室内を抜けていきます。
デッキに繋がるリビング側の窓は壁の中にすべて引きこむことができ、より開放的な空間に。
ご主人のパソコンスペースを二階の廊下に。
ふと顔をあげれば前方と左右に窓があり、とても気持ちがいいです。
■『I様邸』新築工事
設計・監理:阿南 春美さん
施工:(有)田村建築
海が一望できる、なんとも気持ちが良い立地。
木の格子が和の趣を感じさせる、のびやかな平屋建です。
「木の家に住みたい」というご要望のもと、スタートした『O様邸』。
床材には柔らかな足触りが魅力の檜を使用、天井も檜を張っています。
南からは自然光が射しこみ、リビング全体を暖めてくれます。
リビング横には、小上がりの和室。
家族の寛ぎの時間や洗濯物を畳む家事スペースとして活躍しそうです。
リビング脇の階段を上ると、なが~いロフトが現れます。
お子さんのスタディコーナーやご主人の書斎になるそう。
ご夫婦の寝室、子ども部屋も、もちろん檜。
やさしい色合いに、ほっとします。
■『O様邸』新築工事
設計・監理:阿南 春美さん
施工:(株)丸高建設
レッドウッドとガルバリウム、サイディングの素材を組み合わせ、ハコを重ねたようなデザインの外観。
住宅街に建ち並ぶ中、一際目を惹きます。
お父様やお母様が宿泊する時のためにと、和室は独立型。
気持ちがぱっと華やぐような、マーブル模様の襖紙が軽やかな印象。
床の間は兜を置くことができるよう、少し広めにしています。
ザ・シンプル!なスイッチパネル。
無駄がない潔さ、好きです。
木の温もりを感じる、柔らかな印象のリビング。
風通し+植栽を愉しむための、小窓を配置。
部屋の雰囲気と統一した色味のキッチン。
収納がたっぷり確保されています。
■『S様邸』新築工事
設計・監理:阿南春美さん
施工:(株)アイビック
細い道をぐんぐん上がっていくと、突如道が開け、『王子山の手の家』が現れます。
市内中心部という便利の良さに加え緑豊かで静かな環境の立地、しかしながら傾斜地であるが故になかなか一般的なプランでは対応が難しい土地でもありました。
様々な思案を重ね、傾斜地であるという特徴と、眺望の魅力を活かしたプランへと仕上がっています。
家族が集う2Fのリビング。
温かくやさしい印象の珪藻土の壁にナラ材の床、白を基調としたシンプルなデザインです。
ダイニングテーブルは、なんとご主人の手づくり!
フラットなダイニングライトが、食卓を照らしてくれます。
リビングの一部にある、畳コーナー。
お子さんの遊び場として、ご夫婦の寛ぎスペースとして活躍しそうな場所です。
バルコニーはリビングと同系色。
リビングからバルコニーが繋がることで、より空間の広がりを感じます。
玄関を1階とすると2階がリビング、地下が寝室+お子さんのお部屋。
地下に降りるようなワクワク感がありますね。
■『王子山の手の家』新築工事
設計・監理:阿南春美さん
施工:(株)アイビック
住宅街を登っていくと突如現れる、真っ白い外壁が目を惹く『M様邸』。
BOXを重ねたような形状+硬質なコンクリートの壁がシャープな印象の外観。
床材は重厚感があるウォールナット。
調湿効果が期待できるエコカラットの壁、そしてバカラのライト。
上質な空間がご家族を、そしてお客様を迎えてくれます。
大空間の吹抜がある、明るく解放感なリビング。
お子様の遊び場やホームパーティに活躍しそうなテラスが、前面と後面に設けられているコートハウスです。
ダイニングから繋がるキッチン。
普段はオープンなキッチンですが、お客様が来た時は引き戸を締めることでクローズすることもできます。
網代天井に、琉球畳。
障子には手漉きの土佐和紙。
地窓からは、テラスの山法師を楽しむことができます。
ご夫婦の趣味であるカラオケルーム。
いつでも歌えるときに歌えるなんて…うらやましいです!
子ども部屋。
将来的には2つに間仕切ることができます。
寝室の奥にある、奥様の書斎。
淡いラベンダー色が部屋全体をやさしくやわらかい印象にしてくれます。
■『M様邸』新築工事
設計・管理:阿南 春美さん
施工:(株)アイビック
別府湾と高崎山が望める場所に位置する『S様邸』。
ガルバリウム鋼板を使用したシャープな黒い外観がお出迎え。
晴れた日は青空とのコントラストが良いですね。
室内に入ると、外観のシャープさとは打って変わり、珪藻土の白壁と無垢材がやさしい印象。
リビング横に位置する和室とはフラットに繋がり、和室は引き戸を締めることで、独立した空間にもなります。
リビングから2階へ上がる途中には、あたたかな日差しが気持ち良い踊り場。
リラックスできるソファーを置いて本を読んだり、お子さんの遊び場としても良いですね。
トイレ壁面の一部にアクセントカラーを使用。
1階はグリーン、2階はベージュと落ち着いた配色。
格子上の壁面が可愛い洗面台。
上部の窓には、隣家のお庭の緑を借景として取り込んでいます。
寝室のウォークインクローゼットの奥には、なにやら奥に伸びる空間が。
こちらはご主人の隠れ部屋。
こぢんまりとした空間。
だからこそ、心地よいのでしょう。
■『S様邸』新築工事
設計・監理:阿南春美さん
施工:(株)アイビック
「みんなが集まる明るい家」がテーマの『しもきたんち』。
家族や友人に会社の同僚、ご近所さん…
建て主さんの大事な“みんな”が集まり、楽しめ、おもてなしすることができる空間。
どこにいても家族の気配や温度が感じられる動線。
“人”と“人”とのつながりを大事にした間取りになっています。
まっしろな外壁が目を惹く外観。
1日を通すと、様々な表情を見せてくれます。
シャープな印象の外観から一転。
杉材の床、木材で制作したダイニングテーブルにキッチンといった木のぬくもり溢れる内観。
ソファとテーブル、ではなく座卓での生活をされるI様。
リビングには畳が敷かれ、冬はこたつを置くそう。
ダイニングテーブル天板と脚は木目の柄が互い違いにならぬよう、配慮し制作されています。
リビングの先には広いウッドデッキスペースが広がります。
ナチュラルスタイルがお好きな奥様こだわりのオーダーキッチン。
「家族との会話を楽しみながら料理をしたい」とのご要望から、対面キッチンを採用。
天板はステンレス、収納部分は木材で制作をしています。
壁面部分の棚には、電子レンジ、ポット、炊飯器などの電化製品、2段目の棚はお皿やお鍋などの収納スペースとなっています。
奥に進むと奥様のドレッサー、そしてパントリーが現れます。
蹴込部分を壁材と同一にして踏板の浮遊感を演出した階段。
壁面は文庫やCD、写真を飾ることができる空間に。
器や御猪口などコレクションスペースにも良いかもしれませんね。
寝室、そして和室。
ほのかに香る藺草、やわらかな足ざわりは無条件に落ち着きます。
日本人のDNAでしょうか。
玄関は大容量のシューズクローク。
閉鎖的で暗くなりがちな玄関。
大きな窓を設け、電気を付けずとも明るい空間に。
■『しもきたんち』新築工事
設計・監理:竹尾憲和さん
施工:(株)朝来野工務店
「外国人が日本に移り住んだイメージで」というコンセプトの『O様邸』。
玄関を開けると、青・赤・緑・グレーの扉がお出迎え。
アイアンのタオルかけにころんとした照明…
遊びゴコロある、トイレとバスルーム。
座卓で生活するスタイルをご希望されたO様。
リビングスペースは畳に。
階段の2段目は、テレビボードとして活用することができます。
もう一段上がると、ご主人の書斎スペース。
読書が趣味のご夫婦のために、壁面は書庫スペースとなっています。
ストライプの壁紙とアンティークの照明がかわいいキッチン。
奥は階段下を活用した収納庫となっています。
階段スペースは吹き抜け。
大きな窓からは、たっぷりと光が注ぎます。
2階の寝室と子ども部屋。
床板はリビング同様、杉板を使用しています。
屋外では家庭菜園も楽しめます。
■『O様邸』新築工事
設計・監理:阿南 春美さん
施工:(株)丸高建設
周辺が畑に囲まれたのどかな立地に、ごろりと転がったような外観が目を惹く『House-T』。
家の前面に伸びたコンクリートの庇。
これは、愛車を雨風から防ぐためのインナーガレージとしての役割。
ガルバリウム合板と耐久性がある木材であるレッドシダー、そしてコンクリートという異素材の組合せがおもしろいですね。
天井を張らず、家を支える構造材をデザインとして魅せた天井、栗の木を使用した床。
すっきりとしたシャープさの中に、木のやわらかさ・あたたかみを感じます。
リビングから縁側、そして庭へとゆるやかに繋がります。
個人的に「縁側」という空間が好きなのですが、何も言わずとも、とにかく気持ち良い。
本を片手に、天気の良い日はピクニックをするような気持ちで、豊かな時間が過ごせることでしょう。
箱に囲われたようなキッチン。
向かいはカウンター。
オール電化のIHコンロが多い中、ガスコンロを採用。
これから窓際に棚を作り、後ろには収納を配置し、コの字型のキッチンに。
窓の外に広がる畑、目の前には大好きな家族。
のびやかな気持ちで料理ができそうですね。
階段、寝室、子ども部屋からは1Fを臨むことができます。
子ども部屋の壁面にはボルダーが。
色とりどりのボルダーは、部屋のアクセントにもなっています。
寝室から子ども部屋へと伸びるロフト。
秘密基地のような空間。
ロフトからは、こんなことも。
1Fの洗面台。
白いタイルを使用した壁面、丸い洗面ボウル。
海外のホテルのような雰囲気ですね。
■『House-T』新築工事
設計・監理:伊藤 憲吾さん
施工:西日本土木(株)
『K様邸』は昭和40年台に建築し、昭和50年台に一部増築した2階建て。
建物そのものの老朽化が進行していたこともあり、今年の春にリフォームのご相談でいらっしゃいました。
今回担当した建築家は小西雅也さん、そして施工はアイセイさん。
畳からフローリングへ、収納スペースを増やしたい、湿気対策、断熱性の向上、台風時の風対策、採光…様々なご要望を考慮しながら、設計は進んで行きます。
既存の間取りを大幅に変更。
2階を取り払い、平屋になりました。
夏の真っ盛り、設計が完了し、工事着手。
土台そのものの強化が必要で、コンクリートを打ち直しました。
そして、完成を迎えました。
リビングの床は檜。
足ざわりが柔らかく、心地よい。
壁面は調湿性・脱臭性・断熱性の効果が期待できる壁材を使用。
天井が高く解放感があり明るいリビングです。
ぼんぼりのような照明がリビングのアクセントになっています。
ご夫婦の寝室。
収納スペースもたっぷり確保されています。
左側にはスリッパを右側はシューズクローク。
目隠しにカーテンを付ける予定です。
外構はこれからです。
砂利と芝生を敷いていきます。
外と玄関扉の間にある衝立が玄関の「顔」。
中央の3つの枠組の中には、季節ごとにお花や植物を飾っても楽しいですね。
K様、この度はおめでとうございます^^
■『K様邸』リフォーム工事
設計・監理:小西雅也さん
施工:(有)アイセイ
『土地の魅力を最大限に活かした エコロジーな和の住まい』
「和風、そしてエコロジーな家がつくりたい」との想いから計画がスタートした『House-Ber様邸』。
外壁は焼杉を採用。
夏は遮り、冬は室内へたっぷりと日差しが差し込むように角度と長さが調整された軒。
伸びやかながらも主張しすぎない、落ち着きある佇まいはまさに「日本的」。
外観もさることながら気になるのは、ある地点から下へと伸びる空間。
もともとの傾斜地であった土地の特性を活かした形状となっています。
玄関扉を開けると現れるのは、長い廊下。
奥から射す光が心を捉えます。
屋根の形状がそのまま内壁への形へ。
玄関部分から延びる白壁は左官職人さんによる珪藻土仕上げ。
吸湿効果がある床の杉材、現しの構造材、そして珪藻土により、夏は涼しく冬は潤いのある空間へと仕上がっています。
奥へと進むと、緑、そして広がる別府湾。
借景が美しい、恵まれた立地。
階段を下りると、リビング。
家族の憩いのスペースです。
なるべく自然エネルギーを利用しながら生活をしたいという建て主さんの想いから、エアコンを使用せずとも過ごしやすいように、断熱性能を高め、また風通しの良さも意識されています。
キッチンはご主人やお子さんがカウンターに座った際に目線が近くなるよう、一段下げられています。
奥には、たっぷり収納できるパントリー。
浴室は温泉。
水回りも床は杉材。
水気が溜まりやすい空間も、木材が水分を吸ってくれるので、さらりと過ごせそうですね。
和室の畳は国東の七島藺。
香りが良く、またイグサと比べると強さと厚みを感じます。
少し低めに設定された天井は、座った時に心地よい高さ。
東側を向き引き戸を開けると、別府湾を臨むことができます。
子ども部屋、そして寝室。
子ども部屋は将来的に間仕切ることができるようにプランされています。
寝室の壁面には…
ご家族の手形が!
お子さんの小さな手形が、なんとも可愛らしい。
■『House-Ber』新築工事
設計・監理:伊藤憲吾さん
施工:(株)平野工務店