先日は、龍原寺内に造立された永代供養堂『常光殿』のお引渡しでした。
重要文化財である三重塔の脇に造立された『常光殿』。
「先進性を求めながらも、安政5年に創立された三重塔の歴史と、日常生活の中に脈々と築かれてきた龍原寺への市民の心的形象を崩すことのないデザイン」をテーマに設計されました。
屋根の曲線は三重塔の軒先に見れる「そり」を見立てた曲線を表現。
外部は左官仕上げの珪藻土塗り。
建物のまわりは、瓦でぐるりと囲われています。
内部は屋根組を木材で構成されており、天井を見上げると木材の骨組がそのまま表されるように施されています。
■『常光殿』新築工事
設計・監理:衛藤 元弘さん
施工:(株)丸高建設