『傾斜地を利用したスキップフロアの木のお家(2009年7月竣工)』
以前はミカン畑だった敷地は東側に傾斜。
造成は行わずそのまま住宅を計画することに。
工事前の敷地にはクヌギやモクレン、山ボウシなどの木が沢山植えられていました。
建物の建つ部分と工事に邪魔になる部分以外の木は出来るだけたくさん残すように計画。
敷地の傾斜に合わせてスキップフロア方式とし、1階は玄関、居間と、台所、水周りの2ブロックを1m程度の段差で、2階は子ども部屋、書斎、寝室の3ブロックを80cm、20cmの段差で、それぞれ少ない段数の階段で結んでいます。
建て主さんが原木市場や製材所に赴き、木材問屋を通さずに直接買い付けた方式をとり、地元の木で建てられた家。
木の匂いがいっぱいの明るく温かい笑顔溢れるお家になりました。
設計・監理:藤原直樹さん
施工:(株)浅野建設
第24回 豊の国木造建築賞 協賛賞(大分県森林組合連合会賞)受賞